「ニューノーマル」
「ニューノーマル」という言葉が出てきました。
コロナウィルス対策のため、今までとは違う新しい生活様式=新しい日常「ニューノーマル」が求められているというものです。
もともと、「ニューノーマル」という言葉は、ビジネスや経済学の分野において、2007年から2008年にかけての世界金融危機やそれに続く2008年から2012年にかけての大景気後退(英語版)の後における金融上の状態を意味する表現だそうで、この言葉は、以降、様々な文脈で用いられるようになり、かつては異常とされていたような事態がありふれた当然のものとなっていることを意味するようになった、とのことです。
長い間、休校が続いていた中、6月1日に学校再開となり、子どもたちも通学が再開となりましたが、外出自粛が長く続いたことにより、元の学校生活への適応が難しくなったというニュースを見ます。
夏休み明けや連休明けになると、学校に行きたくない…という気持ちは私も昔はありましたが、3か月近くにわたって登校せず、かつ、日常生活も外出自粛となってSTAY HOMEの習慣に慣れてしまうと、新たな生活になじむには、時間がかかることと感じます。
子どもたちに対しては、今までとは違う習慣を身に着けさせるためには、失敗と成功を繰り返して、ゲームの経験値を上げるように「小さな成功体験を積み重ねていく」ことで徐々に慣れてくる、という専門家のアドバイスがありました。
また、「何時に〇〇をやる」ということを時計と一緒に書いて、時間とやることを可視化する「模擬時計」を作っておき、親子でその「模擬時計」を見ながら、「そろそろ〇〇をする時間だね」と子どもに伝えていくこととで、自然と時計に慣れていき、時間を意識するようになっていくそうです。この「模擬時計」は、大人にも時間を意識させる効果があるとのことでした。
コロナウィルスに対する子どもたちの不安・疑問を解決として、NHKニュースサイトでは特設サイトがありました。
「ニューノーマル」の生活様式に慣れていくために、子どもたちも大人もともに、少しずつ慣れていくように心掛けていきたいところです。
(2020年6月14日、朝日新聞「EduA」の記事より抜粋)
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