給食がはじまって130年(その2)
前回は、給食の発祥から各地で様々な食材が給食に出る記事の紹介を致しました。
今回は、その給食を提供するためにご尽力されているお話を少し。
PTA役員の当時、給食提供に対して、ご苦労もあることも知りました。小学校の給食会計監査の時、限られた予算でどれだけ栄養ありおいしい給食を提供できるか栄養士さんが仕入れ先を含めてやりくりされていると聞きました。その昔、校長先生が保護者向けの給食試食会の席で栄養士さんを紹介され、栄養士さんのがんばりを讃えほしいと激励されていたことを思い出します。校内の給食室で作っていただいている給食会社の皆様にも、直接接する機会が無いのですが、日々の給食づくりに心から感謝です。
限られた予算とはいえ、家計にとっては、給食が学校で出されることは家計でもありがたいことです。
昨今のコロナ影響で収入減による昼食費捻出もご苦労されているご家庭もあり、一部の自治体では昼食用に食材を支給しているところもある。今後、給食費の無償化も進めようとする自治体もあるそうです。食費を切り詰めて生活しているご家庭もあるということで、自治体としても、食事が取れるような施策を考えているようです。私自身も、在宅勤務となり、家で昼食をとる機会が増えました。昼食を作る手間を考えると、費用とともに、こういう手間も、給食があることで助かることだと感じました。
再開した学校では給食再開した学校もあるようで、集まらずに座席の間隔をあけて、先生が給仕して個別包装のパンを食べ、食べるときだけマスクを外して、黙って食べているとのことです。
それでも、給食を学校で食べられるありがたさ、子どもたちにとっても家庭にとってもありがたいことです。
校内放送を聞きながら、グループで集まって、楽しく給食をとれる日が来ることを心より願っています。
(2020年05月31日、朝日新聞朝刊より。写真も。)
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