給食がはじまって130年(その1)
新聞を読んでおりましたら、今年で給食がはじまって130年とのことです。
1889年、山形県のお寺が運営する市立小学校が、就学率向上のための施策として給食が始まったとのこと。その後、震災や戦争での飢餓や食料不足を補うことが普及を後押ししが全国に展開。米食がほとんどの日本食生活に「パン食」給食が受け入れられていったとのことです。
その後、1976年にコメ余りが深刻化して米飯が給食に正式作用され、1985年に米飯給食を全国平均で週三回程度という数値目標が設定され、現在の米食も出る給食になったそうです。
今では、「ふるさとの味」として各地でご当地メニューの給食を出しているところもあり、タコライス(沖縄)、クジラの竜田揚げ(山口)、まるごろズワイガニ(富山)、ジビエ(和歌山等)、シャークナゲット(宮城)、いくら丼(北海道)と、各地様々な食材が給食に出ているとのことです。サッカーワールドカップでは、選手団を迎えた地域が、その国の食材を使った給食を出したというこもあるそうです。
越中島小学校でも、「ソラマメ」をむいて給食の食材にするというイベントがありました。各校でも工夫をこらした給食や「食育」の取り組みがされております。
評議員会での給食試食会で、子どもたちに出されている給食をいただく機会がありました。炊き込みご飯、お魚、温野菜、フルーツ、牛乳と、とってもおいしくて、おかわししたい気持ちをぐっとこらえたことを思い出します。試食会では、評議員の皆さんで当時の給食の話でいつも盛り上がりました。パン食、ソフトめん、三角パックの牛乳…懐かしい思い出話に花が咲きます。このおいしい給食を子どもたちが食べていると体感し、本当にありがたいことと、感謝の限りでありました。
子どもに聞いてみますと、当時は「キムチチャーハン」、「以下のチリソース」、「フィッシュバーガー」が人気メニューだったとのことでした。
おいしくいただいている給食ですが、その給食を提供するためにいろいろな苦労があり、新聞には給食は家庭としても助かっているという記事がありましたが、こちらは続編にて。
(2020年05月31日、朝日新聞朝刊より。写真も。)
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